<店主のつぶやき/2009年5月〜8月>

花原ひろこファンのみなさま

花原さんがカウンセリングの勉強に集中するために

陶芸家としての仕事を封印してから何年たったことでしょう。

ご来店のお客様から作品作りの再開はいつ?唐草模様の八寸皿が

欲しいなどという要望を耳にしていましたので、

夏休みの一日、お会いしてきました。

 

そして檜原村の仏沢の滝へ案内していただきました。

ここはよく訪れる好きな場所だそうです。

途中の街路樹はさるすべりで夜空にパーンと上がった打ち上げ花火のような

花を左右に見ながらのドライブでした。

 


近くの岩場の上に腰掛けてマイナスイオンを全身に浴びて

ゆるりと流れる時間を楽しみました。

 

お気に入りのバティックで知人に作ってもらったという七文丈のパンツに手縫いのブラウスといういでたちの花原さん。

穏やかであどけない少女のような印象は始めてお会いした20年前と同じ。

丸一日一緒にいた私はとても癒され母親に見守られている子供

のような安堵感に浸りました。

 

 

花原さんはカウンセラーに向いているなとしみじみ思ったことでした。

でもここで納得していてはいけませんね。

花原さんの食器を待ち望んでいる人がいること、しっかり伝えてきましたよ。

なんとか両立できる日まではまだ月日がかかりそうですが、

もう少しもう少しお待ちください。

 

 

 

手賀沼の蓮

朝の5:30に起きて、手賀沼の蓮を見に行ってきました。

行き交う人同士「おはようございます」と挨拶が飛び交う。

頬をなでるさわやかな風とあいまって清々しく晴れやかな気分が盛り上がります。

肝心の蓮は、遊歩道近くの花は殆ど見られず離れたところで葉の間から顔をのぞかせるくらい。

 


手入れが出来てなくて花の数が少なくなってきていると聞いていましたが、

そのとおりでした。

美しいものを見るためにはそれなりの努力が必要なのですね。

そういえば、蓮弁がありましたよ。

手元に。

 


桂木一八さんが作りました。

 

お寺を訪れた時に、池に咲いているのを見てひらめいたそうです。

 

きょうの収穫

きょうもいつもと違う道を歩いてみたら、ちいちゃなねこじゃらしを見つけました。

ホントに可愛いの。

活けるとしたらとしたらこれしかない。

小久保隆司さんの花器です。

小久保さんの作る花器はユニークで遊べて楽しいんです。

こんなことでも心が浮き立つ私です。

 

 

少し遠回り

いつもより30分早く家を出ていつもと違う道を歩いてみました。

たったこれだけの事なのに、見慣れた景色と違いとても新鮮な気持ちになりました。

途中昼顔を摘んだりして気分爽快。

さっそく小久保さんの花器に活けてみました。

 


上右の写真にリンクを貼りました。

素敵でしょう?

Webのこと少しはできるように…。

一人悦に入る私でした。

 

まいったなぁ

くり原には、母の日、父の日、敬老の日、お誕生日などのプレゼントを探しにご来店される方がいらしゃいます。

先日、お母様へのお誕生日プレゼントをお求めに男性が見えました。

年のころなら30代前半というところでしょうか。

三浦順一さんの絵変わりのお皿に決まり、発送を頼まれました。

 

宅急便の伝票、ごらんになったことありますか。

お届け先の住所、お名前などの他に品名を記入するところがあるのですが、磁器、他(    )のところへ愛情とお書きになったのです。

 

 

 

 

素敵ですねぇ。可愛いですねぇ。

愛情がたくさん詰まった一箱、しっかり梱包してお送りしました。

配達する人はさぞや重かったでしょうね。

受け取ったお母様のお顔拝見したかったなぁ。

 

夏の風物詩 風鈴

小泉すなおさんより風鈴が届きました。

一点ずつろくろを挽き丁寧に仕上げられた陶器製の風鈴です。

短冊は麻布に印を押し、見た目の楽しさも考えられています。

部屋の中につるして楽しむという方もいらっしゃいます。

なるほど、インテリアとしての要素も備えていますね。

 

音色は、涼やかな高音、乾いた高音、控えめな?高音、

澄んだ高音、奥行きのある高音色々です。

価格は 税込み2,200円。

蒸し暑くしのぎにくい日本の夏ですが、夏しか楽しめないものもありますよね。

風鈴、団扇、浴衣、線香花火、焼とうもろこし、

すいか、ソーメン、海水浴などなど夏負けしないで、

爽快に乗り切りましょう!

 

山本萠さんの個展

山本萠さんの個展のご案内です。

 


会 期   2009年7月18日(土)~23日(木)

場 所   ギャラリー島田  http://www.gallery-shimada.com/

      神戸市中央区本通2-4-24リランズゲート1F

営業時間  12:00〜19:00

TEL&FAX  078:262:8058

 

萠さんは7月18日、19日、20日在廊です。

関東地方からは遠い開催地ですが、神戸までビュンと飛んでき

てくれる人がいたら、どんなにいいでしょう。

歩くだけでもワクワクする町です。

萠さんのコメントです。

どうぞおでかけください。

 

 

上泉さんたらっ

上泉さんは毎日店に通ってくださり、

器の選択に悩んでいる人に適切なアドバイスをしたり、

作品の補充をしたりと大活躍。

 

今回楽しめたのは、お皿の裏側の活版印刷の活字を使った言葉の数々。

 


なんでも soramame (そらまめ)からしりとりをしたそうで、

megane,neko,kotori,rinngo,gojira,rappa,pa-ma,ma-su,suika,karasu,

と続いていくそうです。

その他 kawaiijiji、benri 、daidokoro、 bareisho、などなどがあり

始めに手にした菓子皿の裏をみたら

kawaiibarbar(可愛いババア)だったりしたのです。

かける言葉に困りました。

そしてフト気がつくとしのぎの丸皿にこんなイタズラが…。

 


鉄線の花びら、パチンコ玉!(道端で拾ったそうです)、ガムの

包装紙、花の蕾、金具、ビーズを使って。

子供の心をいつまでも持ち続けているというか、生活を愉しむ術を心得ているというか…。

お客様もたくさん見えておかげさまで刺激的で楽しい一週間でした。

 

 

 

20周年展 初日

20周年記念の桂木一八・上泉秀人二人展初日を迎えました。

午後から雨も上がり、桂木ファン上泉ファンの方、友人などたくさんの

お客様においでいただきました。

 


6時からのオープニングパーティーには自慢の一皿を持って

ご常連のお客様や友人達が駆けつけてくださいました。

 


生春巻き、チキンの香草焼き、ちりめん山椒とお赤飯のおむすび、アボガドときゅうりのサラダ、夏野菜の揚げ浸し、カボチャのサラダ、カリフラワーのピクルス、ゴーヤの肉詰め、おいなりさん、手作りの金山時味噌付き野菜スティック、ゆで豚の香草野菜包み、

酢豚、サーモンサラダなどのご馳走が並びました。

 

ボリビアの楽器チャランゴを演奏して

お祝いしてくださる方も。

温かい励ましをたくさんいただいて、

心に沁みる初日の夜でした。 

 

 

 

20周年を迎えました

くり原は平成元年6月10日オープンしましたので、本年20周年を迎えました。

記念展は桂木一八さんと上泉秀人さんにお願いしました。

お二人は師弟関係にあります。

上泉さんは、安曇野の桂木さんの工房で12年修行したそうです。

企画展前日、上泉さんは作品を運び込んだかと思うと休む間もなく最後の仕上げにかかりました。

 


立ち止まって見学する人、話しかける人がいらしてこの作業が終わったのは日がとっぷり暮れた頃。

そのころ隣でスタンバイしていた花屋さん(ムーラムーラ・9月オープン)が、お花の活けこみにきてくださいました。

 

準備万端明日の開店を待つばかり。

 

グリーンアスパラガス

2年ぶりで北海道は帯広からグリーンアスパラガスを取り寄せました。

 


今までとは違う品種ということで、味が気になりましたが、今までよりおいしく感じるほど甘く味わい深いものでした。

収穫の翌日には手元に届くという流通のよさでぜいたくが出来るようになりました。

ありがたいことです。

でも、便利さに慣れちゃいけないぞ。

心の片隅で思いました。

 

 

何故か手がいく

この二ヵ月くらい毎日夕食に使っているのが吉田明さんの粉引きの茶碗です。

前に置いてあるものをどかさないと取り出せないのに自然と手がいき、コレコレとひっぱりだしてしまいます。

 

 


たぶん奥多摩・日の出窯の窯だしに伺ったときに手に入れたと思います。

たくさん人が集まって、七輪陶芸に興じる人、

お弟子さんたちの作るお料理を夢中で食べる人、作品選びに余念のない人、

川沿いを散策する人、個性豊かなミニ窯(怪獣みたいなのがあったように記憶するのですが)を見る人、興味のおもむくままそれぞれの方法で楽しんでいました。

もちろんその中心には吉田さんがいらして、話し、

飲み、食べにぎやかで楽しい窯だしでした。

妻有でもこんな風景が展開されるはずだったのに・・・・・

天国の窯だし展はいつですか。

 

 

吉田 明 追悼展

吉田明追悼展に行ってきました。

 

それは、新宿にある柿伝ギャラリーでの

第29回目の個展でもあるのでした。

毎年6月の初めに開いていた個展も29回を

数えていたのですね。

 

お位牌を見てもいなくなってしまったことが信じられない。

テストピースをたくさん抱えて「妻有の土はいいぞー」

ニッコニッコ笑いながら会場に現われそうに思えてなりませんでした。

何百というテストピースに囲まれて就寝していたそうです。

根っからのやきもの好きの吉田さんらしいエピソードです。

 


会場のお客様はじっくりと作品と対話するように過ごしていらっしゃいました。

お求めになった作品と一緒に写真を撮りたいと申し出られる方も。

奥様は、吉田明をどう表現するかを考えたい。

とのことでした。

記念館か資料館のようなものができるといいなと思います。

 

 

お茶の集い

お茶を楽しむ会を主宰している近藤美知絵さんを講師にお招きしてお茶の集いを開きました。

近藤さんが扱うお茶は、大地に深く根を下ろし、自然の恵みを十分に吸収したお茶の木から生まれます。

だから、天然のうまみ、香りが感じられるしまた、安心して飲むことができます。

 

まずは、ばんばら茶をグラスで。

心が静まったところで数滴のお茶をいれていただきました。

この数滴のお茶にパワーがあります。

 

数滴のお茶を入れているところ口中に広がった味、

香りはいつまでも残り隣に座った人と思わずうなずき合ってしまうほど。

子供の頃庭にあったお茶の木でおばあちゃんがお茶を作っていたと思い出話をする方、懐かしい味がするという方、自然と茶談義が始まります。

 

 

今回は特別に、三重県は宮川で摘んできたお茶をいただきました。

新茶なので、青臭くあっさりした若々しい味わい。

このお茶を熟成させ、11月に改めていただくことになりました。

変化が楽しみです。

でも、きょうのこの味覚えていられるか…。

違いを的確に表現できたら素敵ですけどね。

次回は7月3日(金)10時から12時です。

興味のある方はどうぞご参加ください。

初心の方大歓迎です。

イス席ですので正座が出来ない方も大丈夫。

参加費は2,000円です。

 

バスツアー 安曇野へ vol.2

バスツアー2日目。

6時少し前、一人で本館のお風呂に入りました。

陽の光が幾筋にも射して来て、まるで光のシャワーを浴びているようでした。

気分のいいこと、いいこと。

エネルギーをたくさんもらった感じです。

おいしい朝食(9品ありました)をいただいて、いざ出発。

池田町の小久保朝司、隆司兄弟の工房へ向かいました。

小久保さんは、山野草が大好きで100種類以上育てています。

 


 

お庭を散策すると緑に染まりそう。

いかにも隆司さんらしい可愛い作品をみつけました。

 

 

今回の一番人気は朝司さんのすり鉢でした。

 

小久保さんの工房は高台にあるので眺望も抜群です。

窯場の屋根におっかなびっくり上がって撮ったのがこの写真。

 

その後松本で昼食を済ませ、浜完治さんの藍染工房へ。

藍染の体験です。

5年くらい前からラブコールを続けてやっと実現の運びとなりました。

 

 

浜さんは3代目。

でもこの工房はこの浜さんの代で閉じてしまうそうです。

後継者がいないことに加え、宅地化に伴い藍を育てることが難しくなってきたそうなんです。

存続させる手立てはないものか、思わずにはいられません。

 

さあ、藍染体験の始まり、始まり。

 


まず藍甕に布を浸けては水洗いを3回繰り返し、その後糊を束子を使ってそっと落とし、

また水洗いして干しました。 

これでおしまいと思ったらまだまだ続きがありました。

色止めです。

大豆をミキサーで撹拌して呉汁を作り、布を浸けてそっとしぼり二度目の天日干し。

 

私が2年前に体験させていただいた時より、ずっと鮮やかでい

い色に染まっていて、ホッとするやら、悔しいやら。

 

この後、希望者は糊付けを体験しました。

 


乾かすのに時間がかかるので、

今回この糊付けは事前に用意しておいていただきました。

このツアー最後のイベントを終え、

自分で染めたハンカチーフをおみやげに帰路に着きました。

2日間とも天候に恵まれ、安曇野の新緑と雄大な景色、

心温まるおもてなしをうけ思い出深いバスツアーでした。

 

お世話になりました皆様有難うございました。

 

高仲作品の楽しみ方

高仲さんの個展に必ずご来店いただくOさんご夫妻がいらっしゃいます。

とても楽しい仲良し夫婦。

少年の心を未だに持ち続けている素敵なご主人と

ズバズバ言いたいことを言いながらも温かく見守るチャーミングな奥様。

今回三島蓮弁などをお買い上げになり、手仕事が好きなご主人は、

台を作って立てて楽しむと帰られました。

連休が終わった頃、りっぱな台にしっかり納まり

虎首鉢、龍文湯のみと共に映った画像が届きました。

 

お見事!

 

 

こんなふうに暮らしの中に取り込んで楽しんでいただけたら、作品たちは大喜び。もちろん作者も。

お二人の暮らしを楽しんでいる様子がうかがわれます。

有難うございました。

 

 

 

 

余談ですが、下の方に映っている虎首鉢は「神楽坂 石かわ」の石川さんがとても気に入りお店で使っているようです。どんなお料理が盛られるのか見てみたいですねぇ。

 

 

 

高仲さんの油絵

高仲さんはもともと絵描きとして出発したことご存知ですか。

先月の個展中いろいろ話しているうちに、初期の油絵の作品が出てきたことを知りました。

100号の大作で農夫の千手に農具を持たせた絵とのことでしたが…。

その絵の写真が届いたんです。

 


今から20年前(23歳ころ)の作品だそうです。

厳しい自然と共に生きていくからこそ味わえる平穏な心、

すべてに感謝する気持ち、自然と合わされる手、一つの境地を表現しているのでしょうか。

この絵が現在の仏像製作に結びついているように思えてなりません。

 

手紙の中で「今またここに帰ってきた感じです。」とありました。

これからの高仲さんの表現方法にますます目が離せなくなりました。

とてつもなくスケールの大きな人。

会うたびに大きくなっていくようです。

写真見たい方手元にありますので、どうぞいらしてください。

感想を伺いたいです。

 

バスツアー 安曇野へ vol.1

毎年一回お客様と一緒にバスツアー(一泊二日)を楽しんでいます。

行く先は、安曇野と決まっています。

秋だったり春に計画したり。

それぞれの季節の好さがありますものね。

秋は紅葉、春は新緑と田植えの終わったばかりの田んぼを見るのが私は好きです。

田んぼに映る北アルプスがいいのです。

またそれぞれの季節の食材も大きな楽しみの一つです。

なんと今回で10回目。

10年通い続けたんですね。

 

昼食は蔵久の広いお座敷で、おそばとお豆腐を手入れの行き届いたお庭を眺めながらいただきました。このお座敷は、映画の撮影に使われたこともあるそうです。

また、建物は国の有形文化財として登録されています。

 

蔵久では出来立てのカリントウを求めることができます。

出来立てのわさび味のカリントウ、おいしかったです。

ほんのり温かいんです。

蔵久からは歩いても行ける距離に桂木一八さんの工房があります。

 


お料理上手の奥様が用意しておいてくださったのは、

高知県から届いたみかん、山ウドのきんぴら、山蕗のキャラブキ、巨峰のシロップ浸け。

なんと山ウドと山蕗は、白馬の大雪渓で掘り出してきたものだそうでまさしくご馳走といえるものでした。

巨峰も木で熟したものをシロップに浸けこんだそうで、巨峰の木でもない限りつくれるものではありません。

 

いつも珍しいものを用意して待っていてくださる奥様に感謝、感謝。

 

さりげなく置かれている一八さんの作品。

今回選んだ美術館は、高橋節郎記念美術館

鎗金(そうきん)という技法で独自の漆作品の世界を築いた方です。

穂高の女神(漆レリーフ)に迎えられて入場です。

屏風やパネルに仕立てられた漆の作品は、故郷安曇野をこよなく愛した節郎さんの気持ちが伝わってきました。

生家はかやぶきで、内部はきれいに整備されて今は殆どみることが出来なくなった昔の家を体験できるようになっています。

 


そして本日のお宿。

私のお気に入りのにし屋別荘

古民家の温泉宿です。

温かいおもてなし、おいしいお料理で旅人の心を癒してくれま

す。

あまりにくつろいでしまい写真を撮ることもすっかり忘れてしま

い、あわてて撮ったのがこの一枚。

 

アスパラと長ネギを炭火で焼いていることろです。

この前に神戸牛をミディアムレアで焼いてもらい、わさび醤油でいただきました。

参加者全員大満足の一夜でした。

露天風呂にも入ったし。

 

 

鯉のぼり

今年も和紙製の鯉のぼりを飾りました。

 

ドアからはいってくるかすかな風に尾鰭がゆらゆら、時には全体が

ゆ~らゆ~ら揺れてまるで生きているかのよう。

さっそく見つけた男の子が「あっ!鯉のぼり」と指差して屋根より高い鯉の~ぼ~り~と歌い始めました。

 

 

 

自転車から降りたおかあさんと一緒に見上げる男の子も。

そんな光景を見ている私は小さな幸せを感じます。

子供の元気な笑い声が絶えない世の中であって欲しいと思います。