<店主のつぶやき/2009年9月〜12月>

年末

例年のごとく秋田さんに作っていただいた

お正月飾りを店の入り口に飾りつけました。

大掃除も済んで後は新しい年を迎えるだけ。

来年も笑顔の絶えない日々でありたいと思います。

 

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

 

 

お正月展

お正月展が始まりました。

出品作家は、三浦順一さん、五嶋直子さん、小泉すなおさん、

草野啓利さん、秋山真澄さん。

 


三浦さんは色絵蓮弁花唐草の小皿、取り皿、片口、鉢など華やかな器、

五嶋さんは藍九谷の大皿、屠蘇器、酒器、鍔形皿など格調のある器、

小泉さんは羽子板型のお皿、陶器製の鏡餅、干支、草野さんは吹きガラスのワインカップ、シャンパングラス、ショットグラス、秋山さんは今年リースを初出品していただきました。

 



ハレの日を彩る器を探しにいらっしゃいませんか。

12月25日(金)までです。

 

いただき物

素敵なものをいただきました。

手作りの干し柿。

 

作った人の手の温もりが伝わってきて心にポッと灯がともったようで気持ちが和みます。

柿を収穫して干して、どれくらいの時間がかかったことでしょう。

かかった時間ごと嬉しくいただきました。

 

10年くらい前でしょうか。

お正月飾りを作る会を開いたことがありました。

稲ワラを使い縄を綯っていくのですが、2本目までは出来ても3本目を足していくのが難しくて不器用な手を恨んだものでした。

そのときの手の感覚を思い出しました。

両手を合わせて綯っていく感覚。

作る人の気持ちがこめられていることを感じます。

 

ありがとう。

もったいなくて当分食べられそうにありません。

 

 

塙さんの個展風景


 

塙さんの在店予定は初日と最終日ということでしたが、

思いがけず5日、6日、7日とずっと店に詰めていただき、

お客様は直接お話しをすることが出来とても楽しそうでした。

 

私も色々なお話しを伺えてとても貴重な時間を過ごしました。

塙さんは、ろくろを使わず輪積みという手のかかる技法で作品を

成形していきます。

土をひものようにして、手でのせてヘラでのばしていくのです。

大きな壷の中をのぞくと手の跡を感じることができます。

壷だけでなく、食器、花入れ、酒器すべて輪積み成形です。

とても効率の悪い仕事です。

一つ一つ丁寧に時間をかけて思いを込めて…。

これが塙流。

 

窯焚きも今回は10人が交替で8日間かけたそうです。

火を止める判断が一番難しいとのことでした。

マキの窯ならではの面白い焼き上がりの壷がありましたのでご紹介しますね。

 


窯の手前に置いた壷が火の勢いで倒れおきの中に埋もれた結果、

鹿が駆け上がっているような模様が残りました。

塙さんにお話しを伺いながら鑑賞?しました。

個展は終わりましたが、壷、徳利、ぐい飲み、かぶら花入れ、

掛け花入れなどございますので、見逃した方はどうぞ手にとってご覧ください。

 

ご来店お待ち申し上げます。

 

塙 幸次郎さんの個展

 

塙(ばん)幸次郎さんの個展が始まりました。

12月7日(月)迄です。

最終日は塙さんが奥様と一緒に在店の予定です。

 


いつものくり原とは全く違った趣の店内になりました。

使い込む程味わいが増し、愛着が湧いてくる器です。

 

大きな壷も5点やってきました。

見ごたえのある個展です。

どうぞおでかけください。

 

ポスター(さよなら滝平二郎 遺作展)

滝平二郎さんのご子息から

ポスターを預かりました。

 

ポスターは滝平二郎さんの描いた切手原画をはじめ

初期から晩年までの作品の遺作展の案内です。

滝平二郎さんは、今年5月16日88歳で逝去した絵本作家です。

きり絵作家としてご存知の方もいらっしゃると思います。

 

場所は、逓信総合博物館ていぱーく、

開館は、9:00~16:00(入場は16:00まで)。

東京メトロ丸ノ内線、半蔵門線、東西線、千代田線・地下鉄都営三田線をご利用いただき、大手町下車A4・A5出口すぐです。

JR東京駅(丸の内北口)からは徒歩10分ほど。

 

招待券を30枚預かりました。

入手したい方にはさしあげますので取りにきていただけますか。

一枚で5名様まで入館できます。

 

ポスター

12/2(水)~12/7(月)の会期で個展を開く塙幸次郎さんから

手作りポスターが届きました。

 

 

制作風景(塙さんはロクロを使わない輪積みという技法で成形します)、

穴窯、窯焚きの様子、ご馳走が盛られた器、大壷が紹介されています。

窯焚きは七日間余、約二千束の楢などの雑木で焼成します。

窯の中でとけた灰がふりかかり絵付けとなり景色になり、

穴窯ならではの美しく表情豊かな自然釉が生まれます。

今回の秋の窯はいつもより少し還元のきいた色合いに仕上がったそうです。

 

 

初日(12/2)と最終日(12/7)は在店の予定です。

 

どうぞおでかけください。

塙さんと一緒にやきもの談義でもいかがですか。

 

お煎茶の会

お茶を楽しむ会を主宰している近藤美知絵さんを講師にお迎え

してお茶会を開きました。

 

◉スライドショーになっています。フォトをクリックしてご覧ください。

 

塩茶は専用のお茶筅の先にちょっと塩をつけてお番茶の中で

サラサラしてできあがり。

塩味がチョッピリ利いたお吸い物のようなお番茶です。

これからの寒い季節にはぴったりのお茶の飲み方ですね。

 

次回は来年3月ころ。

寒い時期ですので、茶粥をしましょうということになりました。

一緒に温まりたい方どうぞご参加ください。

今回、陶芸家の上泉秀人さんが参加されました。

今年6月くり原で開催した桂木一八、上泉秀人二人展で出会った二人は

お茶の話で盛り上がり、参加の運びとなったのです。

上泉さんの工房のある場所が狭山茶の産地であり、大家さん宅の茶摘なども経験していて、もともとお茶には興味があったようなのです。

 

1998年マガジンハウス発行の

クロワッサン特別編集-お茶をおいしく楽しむ本-和みの日常茶(近藤美知絵とお茶を楽しむ会編)も取り寄せて予習もバッチリの様子。

すすり茶でのどを潤したあと、数滴のお茶を味わいました。

 

地方の中学でお茶会をした際、

生徒の一人が「人の飲み残しが出てきたかと思った」そうです。

「えっ たったこれだけ」と思いますよね。

でもね、たったこれだけのお茶に威力があるのです。

口中で広がる香り、深い味わい…。

酔いますよ。お茶に。

 

この日は、四万十源流の山茶、野生茶、ばんばら茶、

秋番茶をいただき物のお菓子(九州銘菓 ラッキーチェリー豆、妻有名物マメ)や

うさぎ餅、栗饅頭と共に楽しみました。

途中、上泉さんのしのぎめしわんで塩茶も味わいました。

 

三浦順一さんの器 発見


お手元に朝日新聞(2009年10月14日水曜日)がございましたら

35頁生活欄をご覧ください。

おかず100選のコーナーです。

高野豆腐の含め煮に使われている鉢が

三浦順一さん作の木の実文鉢なんです。

 

さっそく三浦さんに連絡したところ、在庫があるそうです。

入手したい方はどうぞお知らせください。

お取り寄せいたします。

一客 5,250円です。

 

千倉へ

新しく取引を始める作家さんに会うために千倉へ行きました。

待ち合わせは夕方の4時。4時?

その訳は、アジア最大のクラシックカーレース国際大会「ラフェ

スタ・ミッレ・ミリア2009」が南房総市の道の駅ローズマリー公

園で開催されたからでした。

100台を超えるクラシックカーが集結し、出発して行きました。

車に興味のない私でさえ興奮したのですからカーマニアには

たまらないイベントです。

なんてったってすごいの。すごいのよ。

 


人馬一体ならね人車一体、日に焼けたドライバーさんたちの誇

らしげで心底楽しそうでおしゃれで、車を愛する気持ちが伝わっ

てきました。

沿道の人達は旗を振ったり、手をふったり。

私も思いっきり手を振り続けました。

手を振り返してくれたり、笑顔を向けてくれたりする人がいて、気

分は盛り上がりっぱなし。

興奮さめやらぬまま待ち合わせ場所のポルトメゾンルームス

へ。

お会いするのは、横倉悟さん(1954年生)。

個展を中心に活躍している陶芸家です。

ポルトメゾンルームスにも作品が展示されています。

 

少年がそのまま大きくなったような人だなぁというのが第一印象。

仕事に遊びに人生を愉しんでいるな、と思える方でした。

修行は京都で。

窯の焚き方など未だに修行時代のままだそうです。

カップの縁を欠けにくいようにする一手間を当たり前のことと

とらえているところなど、こんな小さなことに人柄がでるのだと思いました。

 

陶器と磁器のカップや小皿を注文してきました。

もっと明るいうちに写真を撮ればと悔やまれたのが、横倉さんの愛車。

 


楽しかったなぁ

山本萠さん(エッセイスト、墨人)に誘われて石橋幸コンサートへ行ってきました。

紀伊國屋ホールへ行くのは、数十年振り。

つかこうへいの芝居をよく見に行きました。

そのころ活躍していたのは、風間杜夫さん、平田満さん、加藤健一さんたち。

年がバレますね。

エネルギッシュな舞台が目に焼きついています。

 

さてさて、石橋さんのコンサートはとても素敵でした。

しなやかで優しい声が体の隅々まで行き渡り、まるでまゆの中で安堵感に

浸っているような心地よい時間でした。

ロシア語で歌うので字幕がでました。

石橋さんは、現代ロシアの民謡(普通にはあまり聞くことのない、

底辺の人々や囚人たちの歌など)を自ら採集して、それを歌うという、

特異な活動を続けている歌い手なんだそうです。

ですから歌の内容は決して明るいものではなく、亡命ロシア人の

望郷の思いだったり、愛しい人をひたすら待つ女だったり…。

 

 

でも私は癒されたなぁ。

萠さんとも10年ぶりくらいに逢えて、心も体も潤いました。

来年柏で「何か楽しいことしましょう」約束しました。

 

下が、コンサートのフライヤーです。

その右上に

 

   石橋幸は、ロシアの歌をロシア語で歌い

     あまりに深くロシアの人と土地と共振れする。

                            中上健次

とありました。   

 

秋になると

心待ちするもの、

それは、友人が手作りする栗スプーンです。

 

イガの中に時々ある中身のない栗の皮。

これを利用して作るんです。

一つ一つ丁寧にオイルで磨いてから柄をつけて出来上がり。

 

 

一味や山椒をパラッと、お抹茶を二杓など使い方はアイディア次第。

この栗スプーンをみると原了郭の黒七味が頭をかすめる。

あの味、クセになりますよね。

 

大小大きさにかかわらず一本220円でおわけしています。

 

 

 

影の方が素敵?

昨日友人宅からいただいてきた風船蔓を川上金一さんの掛け花入れに投げ入れたら、思わぬ効果がありました。

壁に映った影がとっても素敵だったのです。

 

こんな楽しみ方もあったのかと嬉しくなってしまいました。

暮らしの中で見つける小さな発見。

楽しいですね。

 

 

 

ひょっこりいらしたのは

京都に工房を構える翔光さんこと榎本中(なか)さんです。

今回始めてお名前について伺ったのですが、お兄様がいらしてお名前が

大(だい)だそうで、お父上は三番目の男の子には小(しょう)と

つけたかったそうなのです。

大、中、小 となるわけですね。

小はあんまりだということで、音をとって賞となったそうですが。

中という名前、子供のころはイヤだったそうですが中庸という

教えもあるし今はとても気に入っているそうです。

 

さてさて本題にもどしましょう。

上京の目的は新作の披露。

何点かお持ちになりました。

その中で記念品や贈り物にいいなと思えるフリーカップがありました。

専用の箱もあるとのことでしたのでさっそく送っていただきました。

 

 

 

 


カップのサイズは、白釉が径17.5cm、高さ10cm、黒釉が径17.5cm弱、高さ10cm。

組み合わせは自由、価格は箱代込みで 3,540円です。

ビール券を詰め合わせてもいいかも。

印象に残る贈り物になるのではないでしょうか。

お熨斗がけも致しますので、どうぞご用命くださいますよう。

メール、FAXにてご注文承ります。

 

 

 

お花屋さん

お隣にムーラム-ラというお花屋さんがオープンしました。

ムーラムーラとはマダガスカル語でゆっくりのんびりという意味だそうです。

ゆっくりのんびりお店を育てていってほしいと思います。

内装はなるべく自分達でと珪藻土を塗ったり、古木を打ちつけたり

大きな枝ものをディスプレイしたり個性的な店舗ができあがりました。

 

さあ何を選びましょうか。

迷ってしまいますね。

 

「ななかまどが今一番きれいです。」

 

との宮井さんのおすすめに従い、

ななかまどを一抱えいただきました。

活けるのはもちろん塙さんの大壷。

 

 

 

 

 

いっぺんに秋がやってきました。

 

山本 萠さんの個展のご案内

山本萠さんから個展の案内状が届きました。

 

「山本萠書展」

会期    2009年10月20日(火)~25日(日)

場所  ギャラリー・オーク 0422-44-9591

    (三鷹市下連雀3-12-7オークハウス1階)

 

<風>などの一字書や詩、山頭火の自由律や俳句などの作品が展示されます。

秋の一日、三鷹の街歩きも楽しみながらおでかけください。